遠くへ旅に出たい創作者の雑記

取り留めのないことを思いついたままに書いてます。自サイトにて一次創作の小説とイラストをぼちぼち。URL:https://plus.fm-p.jp/u/no104fish

創作キャラのネーミング

メインキャラから名前必要なモブキャラまで、創作をしていると避けられないものの一つがネーミングなのですが、名前をつけるって結構難しいなって感じます。

特にメインキャラはずっとお付き合いしていくキャラなので後悔のないようにより慎重になると思うのですが、創作してる方もしくは自分が創作するとしたらどういうふうに決めますか?意味までガチガチに決めるのか、語感だけで決めるのか。私はわりとバラバラで、意味があったりなかったり、時間かけてたりサラッと決めてたりバラバラです(メインキャラの中だけでも)

せっかくなのでキャラの名前の由来?とかつらつらと語ろうかなと思います。創作サイトと連携してブログまで始めたのに創作語りしないのはもったいないですよね!一次創作の話を自分の好きな話題で一方的に聞かせるって、さすがに相手が一次創作の友人でも気が引けるので。誰も聞いてくれないけど話したいことを書きます(笑)

 

メレディス・クランベルカ】

小説の中では基本『メリー』という略称で呼ばれてます。メインキャラ全員が主人公のつもりで本編を書いたのですが、ストーリー構成と設定の関係で5人の中で最も主人公やってるキャラ。性格面はそこまで主人公っぽくは…ないのかなぁ?いないことはないけど、他の4人に比べると相対的に性格は王道的な主人公っぽさはないかもという感じ。

メインキャラを作るとき一番最初に作ったのは外見で、ふわっとした癖のある髪質が決まっていたので、ふわっ→ひつじっぽい→童謡のメリーさんのひつじ、という連想から名前は『メリー』にしようと決めました。でも何となくメリー単体だと面白くない感じがして、実際にある洋名で略称(愛称?)が『メリー』になる名前をネット検索で探し、本名は『メレディス』になりました。

メレディス』は元々は男性名もしくは姓に使われていて、比較的近年?女性名としても使われるようになった名前っぽいです。和名で例えるなら「ゆうき」がそれに近いのかな?という印象。作中でも男性名としての印象が強く、メリーを知らない人は男性だと思いこんでいる設定になっています。

『クランベルカ』はクランベリーを少しいじったもの。霊族(魔術を扱える種族)には必ずどこかに果物の名前が入るようになってます。何で果物の名前を入れることにしたのかは覚えてません。おそらくメリーの真名を『フレージエ(フレジェ、フランスのいちごのケーキ)』にしたかったからそこ繋がりかも。ネーミングに悩んでテキトーにそうしたんだと思います(笑)

 

【スイウ】

本編ではメリーの相方であり、終盤は中心人物でありヒロインのような立ち位置になるキャラ(成人男性)性格的にはそれなりに主人公にいるタイプな気がします。王道というよりは、近年の作品に多いような感じの。

西洋ファンタジーなのに響きが和風な名前というか、魔族は和名?で揃えてます。なので『スイウ』は『翠雨』から来ています。外見にはどこにも翠の要素はないですが。彼の真名の『ウラバ』も『末葉』、草木の茎や枝の先端にある葉という意味があります。

もう何で『翠雨』という単語を選んだのかハッキリとは覚えてないんですが、たぶんキャラデザと設定から私が雨のイメージと森のイメージを持っていたからだと思うのですが、合ってる自信はない(笑)

ちなみにスイウには生前があり、そのときは普通に洋名でした。『アーテル・フェレス』という名前なのですが、ラテン語で『黒・猫』です。直前で決めれば良いかなと放置していたがためにメインキャラなのに絶望するくらいの安置ネーミング。本編終盤にちょろっと出るだけだし〜という雑さ。

 

【アイゼア・ウィンスレット】

本編ではパーティのリーダーポジションでありまとめ役。でありながら、全体的な立ち回りはあまり主人公っぽさはなく脇役っぽい。性格的には主人公というよりは準メインやサブキャラによくいるタイプ。たぶんどんな作品にも似た傾向のキャラが一人はいる、そんなキャラ。

『アイゼア』はヘブライ語のイザヤの英語読みで、アイゼイアやイザイアなどの表記揺れがありそちらの方が主流っぽいです。意味は神の救済だそうで、意味的にはキャラと合ってはいるものの過去や本編などの彼の境遇を思うと皮肉でしかない。ちなみに意味は後から知って、完全に現実にある人名から語感だけで選んでつけてます。

『ウィンスレット』も同様に、貴族らしく?音数が多めでアイゼアと繋げたときの語感だけで決めました。純度100%の語感のみネーミング。

旧姓の『ガーデニア』は梔子から。小説を書くうちに設定する必要性が出たので、元々設定的にキーになっていた梔子から名字を決めてストーリーにも絡めています。

 

【エルヴェ】

本編ではアイゼアと並ぶ常識人ポジションであり空気を和らげる役目を担当。アイゼアがいなかったらパーティがバラバラになっていたなら、エルヴェがいなかったら見てて疲れるようなギスギスした空気になっていたはず。性格的には主人公にもいるし、ヒロインにもいるタイプな気がする。準メインやサブならおそらく自己犠牲から殉職しやすいキャラ。

『エルヴェ』もアイゼア同様語感だけでつけてます。調べてみると普通に男性の人名だったりイタリアの地名だったりしますね。英語ではなくフランスかイタリア。でも私はたぶんポルトガル語の『ヴェルデ(緑)』からヒントをもらってつけているような…そんな気がします。

 

【フィロメナ】

本編ではトラブルメーカーっぽさもありつつ、ムードメーカー兼成長キャラポジション。私個人の「王道主人公ってこんな感じだよね」というイメージで性格を決めたので、おそらく5人の中で一番主人公っぽさがあるんじゃないかと思ってるんですけどどうなんだろう?最近はダークヒーローとかいろんなタイプの主人公が増えてきてるので、逆に珍しくなってるのかもしれませんが…

『フィロメナ』は天族らしく天使っぽい名前をつけたいけれど~エルみたいな天使の名前はちょっと仰々しすぎないかという悩みから決めた名前です。殉教した少女であり聖人である方の名前を拝借させていただきました(※実在しないのではという意見もあり、暦から削除されたという経緯もある)名前の響きがとても可愛らしく可憐な印象で、これしかないと即決したのを覚えています。

 

メインキャラはそんな感じです。これがサブキャラやモブキャラになってくると更に雑に名前が決まってくる。霊族は果物ネーム、魔族は和名なのは確定で、そこから語感や実際にある人名、モチーフやお菓子の名前とかから決めたりもしてます。メリーの友人であるペシェとミーリャは桃とりんご、スイウの友人とその契約者はそのまんま黒蜜ともなか(モナカは姓が柿)、アイゼアの友人であるサヴァランとブリットルはストレートにお菓子の名前+実在の姓の組み合わせだったり。鯖と鰤じゃないです(笑)

こうして書き出すと結構雑な名前の付け方してるなって感じありますね。