遠くへ旅に出たい創作者の雑記

取り留めのないことを思いついたままに書いてます。自サイトにて一次創作の小説とイラストをぼちぼち。URL:https://plus.fm-p.jp/u/no104fish

海外旅行🇲🇽メキシコ編

海外旅行メキシコ編ということですが、まず少しだけ本当に一番最初の海外、中国🇨🇳の話をさせてください。

初海外は父の勤めていた会社の社員旅行的なもので行った中国で、往復船旅で1週間か2週間程度のものだったのを記憶しています(中国観光より船旅の方が長かった)万里の長城に行ったことだけは記憶にあるのですが…みたいな程度しか覚えてないです。

きちんと記憶が残っている海外旅行としては、メキシコが初めてと言ってもいい気がします🤔

メキシコへはスペイン語の語学留学(短期留学)という名の旅行へ1ヶ月間行ってきました。ホームステイタイプだったのですが、私は下宿?のようなところで鍵付きの個室をあてがわれ、他の国から来た留学生と暮らしました。アパートと言うほどの規模の個室でもなくシェアハウスと言うほどひとつ屋根の下感もない…水回りが共用の不思議な建物でした。全員とは会いませんでしたが、食事のときにたまにフランスの女性の留学生と一緒になって少しだけ話しました。何を話したかはあまり覚えてないのですが、サルサハラペーニョという唐辛子の酢漬けを刻んで入れたソース的なもの)を少しずつつけて食べてたら「めっちゃちょびっとじゃんw ねぇ見て、彼女ちょっとしかつけてないんだけどwww」「だってこれ美味しいけどすごく辛いから(片言)」ってその女性がステイ先のお母さんまで巻き込んでた会話は覚えてます。

ちょうど行っていた期間が2月中旬〜3月中旬にかけてで、到着して間もない私にステイ先のお母さんがバレンタインのカーネーションをプレゼントしてくれたことをよく覚えています。ちなみにホームシックは到着して2日目になり、主な原因は言葉が通じないことによる孤独感だったと思います。その日だけ国際電話で母親と話しました。結局ホームシックは寝たら一晩で治り、その後帰国するまで一度も実家とはコンタクトを取りませんでした。

メキシコ料理といえばタコス、タコスといえばあのとうもろこしの粉でできた皮『トルティーヤ』なのですが、ナンとかクレープの皮とは違って意外とクセのある風味をしてます。日本人の中には苦手と感じる人もわりといるようで、ステイ先で出るトルティーヤを小麦粉の皮に変えてもらう…というか、私と一緒に行った人たちは私以外全員変えてもらってました。私は食文化に興味があったので拒否せず食べましたが、慣れると気になりませんでした。ケサディージャ(トルティーヤにチーズを挟んで焼いたもの)も朝食によく食べたなぁ。

とにかくフルーツがめちゃくちゃ美味しくて、特にパイナップルとオレンジは最高だったし、搾りたてのジュースも当然美味しすぎた。好きなフルーツにパイナップルを挙げるようになったくらい。あとはソパ・デ・フィディオというトマトと麺のスープとかティンガ・デ・ポジョという唐辛子の燻製(チポトレ)を使った鶏肉の唐辛子煮込みがすごく美味しくて、トルティーヤを揚げた『トスターダス』と一緒に食べるとやめられない止まらないってくらいでしたね(ホームステイ先のお母さんがすごく料理上手だった)テキーラも飲んだのですが、お酒に強くないのでものすごく少ない量を炭酸で割って飲んだのですが、それでも酔いました(笑)テキーラはすごい…

変わったものといえば、サボテン🌵とフルーツと野菜をミキサーにかけたジュースも振る舞ってもらって飲みました。サボテン🌵の味なのか野菜の味なのかはわかりませんが、セロリっぽいような独特の風味がありました。健康にいいと言っていたのでメキシコの青汁的な立ち位置なのかもしれません。

美味しくなかったものももちろんあって、朝食に温かい牛乳のオートミールがたまに出てきたんですけど、蜂蜜とかで甘く味付けしてあって何とも言えず美味しくないな…と思ってしまいました(オートミールはメキシコ料理ではないですが)あまりにも苦手だけど、これも思い出(笑)と思って毎回食べてたんですけど、あるときステイ先のお母さんがバナナを入れるか聞いてきて、バナナはすごく美味しかったから入れたら美味しく食べられるかもって思ってお願いしました。で、これが間違いだったわけですが。温かい牛乳のオートミールで生温かくなったバナナは何とも言えないバナナ独特の臭みを放ち、食感も変な柔らかさで生温く、口に合わないものを更に合わないものへ究極進化させてしまって吐きそうなほどキツかった…。バナナを中途半端に温めたらダメだってちょっと考えればわかることだろ!って内心思いながら自分を呪いました。もちろん完食はしましたとも🤮冷静な思考を奪わせる、それが蜂蜜牛乳オートミールという食べ物なのです🤗(好きな人すみません…)

個人的には一度だけ出てきたミルク粥(温かい+蜂蜜入り)の方が普通に美味しかったです。日本人は米が甘いなんて…と抵抗感を示す人が多いらしいですがどうでしょうか?興味ある人は炊いた白米を牛乳で軽く煮て蜂蜜をかけて食べてみてください。実はアロース・コン・レチェという米を使ったデザートがスペイン料理にはありまして(メキシコはスペイン文化圏です)私が食べたものとは若干違いますが、美味しく食べたい方はこちらのレシピを検索してみてください。どちらもおうちで簡単に作れます(笑)

メキシコは日本では見られない景色も多く、ステイ先の街並みの美しさも良かったですし(例に漏れず1日で20kmくらい歩いた日もあった)夜になると人通りの少ない路地で楽器を演奏している人たち(たぶん一般の趣味の人)がわりといて、毎日お祭りみたいな雰囲気がありました。

一度街から(車で)出ると、サバンナ?みたいな景色が一面に広がって壮観だったのも強く印象に残ってます。たぶんあの景色は日本人に例えるなら高速道路から見える山と木みたいな特別なものでもなんでもないんですけど、乾いた砂地の大地に何かの低木?とサボテン🏜が所々に生えてて、すごい!カウボーイの世界じゃん!ってテンションが上がります。あとはメキシコのピラミッドも観光で見てきました(まるでおまけみたいに語る)

冬なのに初夏のような気候(日本だと4月とか5月初旬くらい?)で、空気が乾いているので過ごしやすかったです。時期的に花粉症からも逃げられたし。あと自分が世間知らずなだけなんだと思いますが、部屋に置いてあったテレビを何気なくつけてチャンネル変えてみたら60くらいあってビビりました(リモコンのボタン自体は当然のように12までしかなかったけど)

こういった旅行で欠かせないのは人との関わりですが、単語は少しわかるけど会話とかは全くできないので電子辞書で単語を出しながら会話してました。いろんな人と関わる機会があって、語学力あれば楽しいだろうなって思うことは結構ありました。ステイ先の家族にお礼もろくに言えない(ありがとうくらいは言えるけど)ような有様だったので手紙にして(結構時間かかったしメキシコの学生さんが手伝ってくれた)渡したのですが、ステイ先のお父さんが泣いて喜んでくれて頑張って書いて良かったなぁって嬉しくなりました。便箋とかなかったので白紙の紙に持ってたペンで柄とかイラストを描いて少しでも見栄え良くしようと試行錯誤したこともとても良い思い出として残っています。

個人的な事情があって海外はもう二度と行けないでしょうが、行けるうちに行っておいて良かったといつも思います。私が言えるのは、やりたいことはやれるうちにやった方が良いってことですね。もし今の私がメキシコやポルトガルへ行けてなければ、きっと一生後悔してたと思うので。